世界の終わり、時差の関係でオーストラリアが先行

黙示録の到来がいよいよ現実のものとなりつつある中、時差の関係で最初に影響を受けたのは南半球の島国オーストラリアだった。シドニーでは、現地時間午前6時に突如として空が赤黒く染まり、天使の軍団とされる光の存在が東の空に現れたという。目撃者によれば、「巨大なラッパの音が響き渡り、建物の窓が一斉に震えだした」とのこと。
この現象について、オーストラリア政府は「予測不可能な自然現象に過ぎない」と公式声明を出したが、市民の間では広範な混乱が広がっている。一部の住民は、クイーンズランド州の小さな町に避難所を設け、地元の教会「St. Michaels」で祈りを捧げ始めた。だが、終末を迎えた時差のアドバンテージを利用して、SNS上では「オーストラリア発・終末速報」がトレンド入り。世界中の人々が、次に訪れる自国での終末の状況を見守っている。
ニュージーランドのウェリントン大学教授、Lucas Henrey博士は、「時差によりオーストラリアが先行した形になるが、最終的には黙示録が地球全体に及ぶため、誰も逃れられない」と冷静にコメント。一方で、一部のオーストラリア人は、「地獄行きの列が混雑する前に済ませておいて良かった」と皮肉を述べている。
なお、アメリカやヨーロッパの各国では、終末に備えて「アポカリプス準備パック」や「最後の晩餐デリバリー」の需要が急増。オーストラリアでの混乱を教訓に、終末に向けた準備が加速している模様だ。
(Jack・Downunder)